「侍」を名乗ることは何かに仕えることを意味する。
とうふ侍にとってそれは「正義」であった。
しかし正義とは時代の遷移により姿形を変え、己の正義を貫けば時代の悪ともなり得る。
とうふ侍はそれに気づく。
果たして本当に「侍」を名乗るべきなのだろうか、と疑念を抱くのである。